Blenderでミラーがズレる

原点を利用したミラーで思い通りに行かないと言われてしまいました。
実際に その不具合を確認してないのでわかりませんが、多分グローバルとローカルの違いでズレてしまったのではと推測しています。

なので、うまくいかない方はこのページを参考にしてもらえばと思います。

先日やったミラーを利用したやり方の復習です。
原点を利用したミラー
三次元だと結構難しいので2Dで単純なモノをいくつか作っていけばミラーの利用方法がわかると思います。なのでサンプル的にいくつか作りたいと思います。

ズレの完成
完成図
こんな感じに作りたいと思います。

四角形
"Edit Mode"から【Shift】【A】で、いつものように三角形を作ります。

頂点削除
すべての頂点を選択して【F】で面をはります。

三角形
"Object Mode"に変更します。

オブジェクト切替
【Tab】"Object Mode"に変更するか、メニューから選びます。

回転
ここでオブジェクトをZ軸方向に回転させましょう。
【R】【Z】【45】

ミラー
ここでミラーを使うと、こんな感じになると思います。
3DマニピュレータはX軸Y軸どちらも合っていると思います。また オリジン(原点)を中心にミラーを使ったのに何故か 変な方向にオブジェクトが出来てしまいました。

今このマニピュレータはグローバル表示されているので、これが原因でした。
今度はローカルで表示させましょう。

オリエンテーション呼び出し
【Alt】+【スペース】"Orientation"を表示させ"Local"を選びましょう。

ローカルに変更
ローカルで表示すると、このように3Dマニピュレータが45℃に傾いてます。
これはオブジェクトが持っているローカルの傾きが表示されています。

ローカルの角度
"Transform"のZ軸方向の数値が45℃になってますね。
なので、これを元に戻します。
(プロパティ領域を表示させるには【N】を押します)

ローカルの角度変更
Z軸を0に戻しました。Z軸を中心に左右対称で表示されています。
これがミラー(鏡)のイメージだと思います。
ですが、完成図のようになっていないので、
次に"Edit mode"にします。

ローカルで元の配置
【Tab】で"Edit Mode"に変更し
【R】
【Z】【45】でオブジェクトを回転させます。

回転し完成
こで完成です。


またミラーがずれる問題もそうですが、ミラーで隙間が空いてしまう時などに思い出してもらえればと思います。グローバルとローカルは結構ややこしいですよね。

とにかくモデリングしている場合は出来るだけEdit Mode状態で回転させ、その後にミラーを使った方が混乱が少ないと思います。参考までに「Blenderで回転

またモデリングし終わったオブジェクトを配置するにはObject Modeは使い勝手がとてもいいです。同じオブジェクトを大量に配置するにはとても良いです。



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